こんなお悩みにお答えします。
こんな方におすすめ
- そもそも休職中に転職してもいいの?
- 休職中の転職活動がバレるケース
- 休職中の転職がバレない方法
- 休職中の転職がバレるとどうなる?バレたときの対処法
- 休職中に転職活動してもほぼバレない【その理由】
私自身も、うつで1年以上の休職中に転職活動をしました。
ひやひやしながらの転職活動でしたが、最終的に4社から内定をいただき、そのうちの1社に入社しました。
転職活動に踏み切って大丈夫かな?と不安になっている方は、この記事を読んで安心して転職活動に臨めると思います。ぜひ参考にしてみてください!
そもそも休職中に転職活動していいの?【結論:いいです】
そもそも、理由があって会社を休職しているのに転職活動をしてもいいのかと悩みますよね…。
結論、休職中に転職活動する分には全く問題ありません。法的にも問題ないです。
私も実際に、休職中に転職活動をしていました。退職する際に、人事に「もう次の会社は決まっている」と伝えても何も言われませんでした。
会社は戻ってくることを期待して休職させてくれているんだ
上のような意見もありますが、休職期間の過ごし方や転職活動の時期は職業選択の自由なので、休職中に転職活動しても法的には問題ありません。
休職中の転職活動がバレるケース
ここからは、休職中の転職がバレるケースを見ていきましょう。
ケースとしては以下5つのパターンが考えられます。
- 源泉徴収票や給与明細が疑われる
- 住民税の納税額が少ない
- 面接でうっかり言ってしまった・焦ってしまった
- 健康状態自己申告書に書いてしまった
- 傷病手当金が申請されている履歴がある
一つずつ簡単に解説していきますね。
① 源泉徴収票や給与明細が疑われる
入社後の話になりますが、入社すると年末調整の関係で、源泉徴収票や離職票・給与明細の提出を求められます。
その際、1年間働いていたにしては給与が低すぎないか?と疑われて、休職がバレることがあります。
② 住民税の納税額が少ない
こちらも入社後の話。収入が少ないと住民税の額も下がります。
そのため、住民税納税額が少ない=給与が少ない=休職していた?と疑われ、休職がバレることも考えられるでしょう。
③ 面接でうっかり言ってしまった・焦ってしまった
面接でうっかり休職中であることを言ってしまうと、当然ですがバレて突っ込まれると思います。
また、面接時に健康状態のことを聞かれた際、焦ってしどろもどろになると疑われます。
対処法としては、言わない・しらを切るのが一番ですね。
④ 健康状態自己申告書に書いてしまった
会社によっては、健康状態を自己申告するような書類記入を求められます
健康状態自己申告書については以下の記事で詳しく触れているので、参考にしてみてください。
私も実際に、5社中1社で健康状態自己申告書を書かされました。書かされる会社は多くないけど、無くもないといった印象です。
メンタル系の病歴を記入してしまうとほぼアウトだと予想できますので、自信がない場合は書かないほうが無難です。
また、書いたとしても「完治している」と選択するのがいいでしょう。
私はうつ病治療中だったので、この紙を出されたときは非常に焦りました…。うつ病持ちなのは書けませんでした。
⑤ 傷病手当金を申請したことを知られた
転職先の企業で傷病手当金を申請することになった場合、以前にも傷病手当金の受給をしていたことが会社に知られて、休職がバレる可能性があります。
傷病手当金の受給可能期間は1年6ヵ月と決まっています。
もし転職前の会社で休職中に傷病手当金を受給していたなら、転職先で受給できるのは1年6ヵ月以下になります。
傷病手当金受給可能期間が減ってるけど?ということで、休職がバレる可能性があります。
転職前の会社で1年6ヵ月間の傷病手当金受給をし終えていたのですが、転職先でも休職することになってしまいました。
会社から傷病手当金の申請を勧められましたが、再度傷病手当金の申請をしてしまうと受給できないことが会社にバレます。
なので最後まで申請せず粘りました。
休職中の転職がバレない方法4つ
転職活動中に、休職中であることがバレてしまうのは痛いですし、絶対にバレたくないですよね。
ここからは、休職中の転職がバレない方法と、バレたときの対処法をご紹介します。
経験談ですが、転職活動中から内定獲得まではバレることはほとんどないと思います。
内定後にバレそうになるタイミングが多いため、内定後の書類提出などを中心に紹介します。
休職中の転職がばれない方法は以下の4つです。
- 休職中であることを面接で言わない
- 源泉徴収票を提出しない/自分で確定申告する
- 1月に転職する
- 傷病手当金の申請をしない
それぞれ簡単に説明していきます。
① 休職中であることを面接で言わない
休職中であることをうっかり面接で言わないようにしましょう。
私が実際に経験した例だと、面接担当者から「今日はお休みですか?」と聞かれたことがあります。
休職中だとは言わずに、有給を取っていますなどと言ったほうがいいです。
面接だけでなく、ちょっとした雑談にも注意です!
② 源泉徴収票を提出しない/自分で確定申告する
源泉徴収票の提出でバレることが不安な場合は、会社から源泉徴収票提出を求められても提出せず、その年は自分で確定申告をする方法があります。
これなら転職先の会社に源泉徴収票を見られることがありません。
ただ、理由なしに「提出しません」と言うと変に思われるので、「副収入があるためついでに確定申告します」などと一言添えるといいでしょう。
③ 1月に転職する
源泉徴収票を提出しても1年間の収入がバレないのが、1月に転職をする方法です。
源泉徴収票は、退職までに会社が支払った、今年の給料合計が記載されています。
例えば以下は私が6月末に退職したときに発行された源泉徴収票です。
6か月分で34万になってます。休職してたので、通常よりもかなり少ないですね。
1月の給料日前に退職すれば、退職までに会社が支払った今年の給料合計は0になるはずなので、転職先に給料額が知られることはありません。
④ 傷病手当金の申請をしない
こちらは、源泉徴収票・給与明細の提出をくぐり抜けた後に待つハードルになります。
もし転職先の会社でまた休職をすることになり、再度傷病手当金の申請を勧められた場合。
以前の会社で傷病手当金を受給していたのならば、転職先では同じうつ病で傷病手当金を申請をしないほうがいいでしょう。
同一病名で傷病手当金を申請する際、受給歴などを照会されます。その過程でバレることがあるかもしれません。
不安なら傷病手当金の申請はしないほうがよいですね。
転職者の場合、転職前に支給を受けていて、この1年6ヶ月にかかる可能性があります。そこで、中途入社後、間もない被保険者については、前職で加入していた保険者に、支給の有無等を確認することになります。
[入社後すぐに傷病手当金を支給申請した場合の前歴照会]ひさのわたるの飲食業界の労務相談|飲食求人情報 グルメキャリー 飲食業界・レストラン業界の就職・転職サイト
2ヶ月や3ヶ月の休職はバレる?
2ヶ月や3ヶ月の休職がバレるのかどうか気にされる方がいらっしゃるかと思うんですが、私の経験上はバレない可能性が高いと思います。
だって1年半も休職していた私がバレなかったので…。
さらに、2ヶ月や3ヶ月の休職なら、バレたとしてもあまり重く捉えられないと思います。
ケガでの休職でも、うつ病休職であっても、2ヶ月や3ヶ月の休職なら軽いもんです。源泉徴収票に印字される給料も数十万しか変わりません。
休職中の転職がバレるとどうなる?バレたときの対処法
さて、ここからは休職中の転職がバレるとどうなるのか、バレたときの対処法についてご紹介します。
入社前・後で分けています。入社前にバレることはほぼないかと思いますが、注意してみてください。
休職中の転職がバレるとどうなる?:入社前
入社前に休職中の転職がバレてしまうと、雇用契約を結ぶ前ですので、簡単に内定取り消しをされる可能性があると予想できます。
入社してしまえば簡単にクビにすることはできないので少し安心できるのですが、内定状態だとかなり不安定ですね。
入社前にバレたときの対処法
対処法は、現在は病気が完治していることをアピールすることです。
完治しているので面接でも言わなかったと主張し、納得してもらえれば最悪の事態は免れるでしょう。
休職中の転職がバレるとどうなる?:入社後
入社後に休職中の転職がバレてしまったときは、最悪の場合は懲戒解雇が考えられます。
ただ、雇用契約を結んだあとに解雇することは非常に困難でして、休職を黙っていただけでは一方的に解雇になることはあまりないでしょう。
解雇は、客観的に合理的理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合には、無効となります(労働契約法16条)。
会社の就業規則の内容にもよりますが、社員の病気やケガなどが業務に耐えられない程度のものであると客観的に判断できなければ、会社はそれを理由に解雇することは原則としてできません。うつ病の社員を辞めさせても良いのか?会社がとるべき対策や注意点を解説|企業法務コラム|顧問弁護士・企業法務ならベリーベスト法律事務所
解雇はないにしろ、不信感を抱かれて精神的にしんどくなると思いますのでご注意を。
入社後にバレたときの対処法
抽象的にはなりますが、入社後に休職歴がバレた場合は言葉と勤務態度で表すことになります。
休職歴があったとしても、現在の職場で問題なく働けていれば、完治している説得感が増しますので問題ありません。
休職していた事実を認めたうえで、現在の業務に支障がないことをアピールできれば、会社側も解雇できなくなります。
休職中であることを正直に伝えて転職するのもアリ
そんなときは、一般採用枠を目指すのではなく、障がい者枠に応募してみるのもひとつの方法です。
以下のような、障がい者専門の転職エージェントサービスもあります。
≫就職を目指す障害者の方へ「dodaチャレンジ」
休職するような病気を抱えていると、健康な人と採用枠を争うのはかなり不利になってしまいます。
その点、障がい者専門転職サイトなら病気をオープンにできます。
休職中に転職活動してもほぼバレない【その理由】
ここからは、私の経験談になります。休職中に転職活動をしても、応募先企業や在籍中の会社ににバレることはほぼありません。
なぜなら、休職中であることを言うタイミングがあまりないからです。
転職活動中は、いついかなるときでも気は抜けませんが、基本的には休職のことはバレないので、安心していいと思います。
休職中に転職活動してもほぼバレない理由は、まとめると以下の3つです。
- 理由① 自分から言い出さない限りは聞かれない
- 理由② 既往歴は会社に扱いづらい個人情報
- 理由③ 会社には守秘義務がある
それぞれ解説していきますね。
理由① 自分から言い出さない限りは聞かれない
休職中であることを自分から口に出してしまわない限りは、バレないと考えていいと思います。
休職中ですか?という質問は、面接ではなかなか飛んでこないですね。
学生時代の就職活動でも、以下のような質問はこなかったはずです。
- 病気で休学していたことはありますか?
- 持病はありますか?
- いま、休学中ですか?
中途採用の面接だからといって、こちらのプライベートに首を突っ込むような質問はありません。
理由② 既往歴は会社に扱いづらい個人情報
既往歴は会社にとっても扱いづらい個人情報です。
ですので、面接中に口頭で既往歴を聞かれることはほとんどないと思っていいかと思います。
ただし、応募者が同意をすれば健康状態を聞いてもいいとされています。
健康状態を聞くことは、特に違法でもありません。
採用面接で応募者の過去の病歴や健康状態(既往歴)を質問することは、業務上必要であり本人の同意がありかつ利用目的を採用面接に限定した場合においては「違法」ではありません。しかし非常にナイーブな問題で、かつ応募者のプライバシーにも関わります。
病歴に関する質問の意図を応募者に丁寧に説明する、いきなり口頭で聞くのではなくチェックシートを活用するなどして、応募者に不快な思いをさせないよう配慮しましょう。
私が転職活動をしているあいだにも、やんわりと健康状態を聞いてくる場合や、紙ベースで自己申告する場合がありました。
私が転職活動をして遭遇した健康状態の聞き方は以下の通りです。
- 健康状態の自己申告書を書かされる
- 履歴書に健康状態欄がある
- 面接で健康状態は良好か聞かれる
「既往歴はありますか」という聞かれ方はしないのですが、健康状態は聞かれることが多々あります。
焦らずに「健康状態は良好」と返事できるイメージを持っておきましょう。
理由③ 会社には守秘義務がある
会社それぞれには守秘義務があるため、応募者の個人情報は外部にもらさないのが鉄則です。
休職中に転職活動をするにあたって、バレるんじゃないかと不安になるパターンは主に以下4つでしょうか。
- 在籍確認のようなものはされないか?(クレジットカード審査みたいな)
- 自分の休職情報が、企業間で共有されているんじゃないか?
- 人事担当者が裏でつながってたりしない?
- 在籍中の会社と応募先の会社の社員が仲良い場合がある?
ただよく考えてみると、上記4つのようなことは普通のちゃんとした企業ではあり得ないんですよね。
なぜなら、もし上記のように応募者の情報を勝手に外部へ流している場合は、守秘義務違反だからです。
もし、求職者の情報を外部に漏らすような会社があったとしたら、内定が決まっていないとしてもヤバイので、急いで縁を切りましょう。
まとめ:休職中の転職は意外とバレない!思い切って行動してみよう
休職中に転職してもバレない理由と、転職活動の注意点についてご紹介してきました。
守秘義務と法律に守られているので、思い切って動いてみても大丈夫です!
動けばなにかが変わりますし、世界も広がります。私もそうでした。世の中にはたくさん会社がある。
転職がうまくいくよう、応援しています!
経験者目線でおすすめの転職サービス
ちなみに、経験者目線でおすすめの転職サービスは以下の2つです。
dodaは肌感だと30代以上のキャリア向けで、リクナビNEXTは20代の第二新卒〜キャリアまで幅広く対応しています。
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30代以上であれば、両方に登録しておいて求人を見比べるのが良いと思います。
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今回は以上です。それでは!