メンタル

わたしのうつ病履歴書。うつ病になったきっかけと仕事

2020年3月19日

こんにちは、とむ(@tomkkblog)です。

うつ病歴3年目になりました。

現在は、クラウドソーシングサービスを使って在宅ワークをしたり、このブログを書いたりして生活しています。

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ここでは、わたしのプロフィールでも特にうつ病歴について書いてみようと思います。

気づいたらすごく長くなってしまいました。

ご興味のあるかたは、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

新卒入社~うつ病診断を受けて休職するまで

2017年4月、IT企業にシステムエンジニアとして新卒入社しました。

新人研修の期間はなにごともなく過ごしたのですが、研修が終わり、本配属された部署がかなりのブラック部署でした。

長時間の残業や仕事内容の重さから、少しずつ体調を崩していきました。

まだ入社して半年も経っていない新人なのに、遅刻したり、有給休暇を使って休むことが増えて、産業医面談に呼ばれることが多くなっていきました。

有給休暇を使い果たし、それでも会社に行けず欠勤をするわたしに産業医は「新人なのにおかしいと思わない?」と言います。

上司は「きみ頭おかしいよ」と言います。

そう言われても朝起き上がれない。体が重くてどうしようもない。

おかしいのは分かっているけど会社に行けない。

助けを求めて、産業医から紹介してもらった精神科に行くと「うつ病」と診断を受けました。

専門の病院の診断ってすごく強くて、次の日から強制的に休職となりました。

2017年11月下旬、入社して8か月目のことでした。

1年半の休職~転職活動に成功して会社を退職し、転職するまで

わたしに与えられたのは期限を決めない休職。

治ったら復職してください、とのことでした。

ただし、わたしは入社して日が浅いので、最長休職期間は1年半と決まっていました。

1年半以内にうつ病を治し、復職しなければいけません。

はじめの頃は、できるだけ早く復帰しようと焦っていました。1年半休職するなんて思ってもいなかった。

そのうちに心が落ち着き、「休めるときはゆっくり休もう」と丸々1年半の休職を覚悟しました。

休職して1年ほど経ち、日常生活に支障がないくらいに動けるようになったため、復職訓練のリワークに参加するようになりました。

病気になって初めて、わたしと同じようにメンタル疾患を持つ人と交流をするようになりました。

リワークに参加している人たちは、メンタル疾患になった経緯、事情などさまざま。

いろいろな価値観に触れるなかで、ふと「会社、やめてもいいかも」と思いました。

同じ会社に戻っても、またうつ病になるかもしれない。 自分の健康より大事なものはないんだ。

うつ病になってから、「やろうと思ったことは自分を尊重してやってみる」という考えを持つようになっていたわたし。

それからすぐに転職エージェントや転職サイトに登録し、転職活動を始めて1か月ほどで内定をもらうことができました。

転職活動をしていたのは2019年3月~4月頃で、会社に退職の意思を伝えたのは、たしか2019年4月末でした。

会社と相談し、2019年6月30日付で退職することとなりました。

転職先でも、休職と復職を繰り返すようになってしまう

2019年7月1日、内定をもらった会社に中途入社しました。

職種は以前の会社と同じITエンジニアです。

わたしがもともとやりたかった分野の仕事に携われることになり、張り切って仕事に取り組みました。

7月1日から1か月間、一度も休んだり遅刻することなく出勤ができてすごく嬉しかったです。

自分の体調にとても気を張っていた1か月でした。

少しでもストレスがかかるようなことがあればそれを逃がすようにしたり、残業をできるだけしないように計画を立てたり。

頑張った分、1か月で技術力がかなりついて、やる気に満ちていました。

大きな問題もなく、2か月目の終わりが見えた2019年8月下旬、取引先の社員さんに誘っていただいた飲み会でセクハラを受けました。

理系学部の出身なので、男性が日常的にする下ネタや軽口には慣れています。

ただ、このときの飲み会での出来事は受け入れられませんでした。

そこから精神的なバランスが崩れ、会社を休みがちになり、休職と復職を繰り返すこととなってしまいました。

バランスがとれないまま退職へ

結局、転職先では2度の休職をすることになってしまいました。

産業医からは呆れの言葉と説教を受けていたし、会社に迷惑をかけているのが明らかでした。

「このまま働き続けていても迷惑をかけるだけだ」と思ったので、じゃあ辞めようと。

ちょうど、

「クラウドソーシングサービスを利用すれば、在宅でもお金が稼げるかもしれない」

と光が見えていたときだったし、何にも縛られずに療養したいなぁと思ったので、思い切って会社を辞めました。

2019年2月末のことでした。

働き続けていても精神衛生がよくなかったと思います。

毎日「人生長いなぁ」「いつ死んでもいいなぁ」というようなことを考えていました。

うつ病がある程度回復していて行動力があったので、うつ病初期の頃より危なかったんじゃないかなと思います。

会社を辞めた日、帰宅して鏡で自分の顔を見て、なぜか爆笑しました。

「えーーwwwやばwwwwwww無職wwwニートじゃんwwwwwwwww」

なんでですかね、すごい笑えたの。

でも肩の荷は全部おりていて、すごくすっきりしてました!

いま現在。在宅ワークをしながらのんびり暮らしている

現在のわたしは、症状も暮らしもとても落ち着いています。

会社を辞めたおかげで「人生長いなぁ、いつ死んでもいい」と考えることはなくなりました。

お金があればなんだってできる開放感でいっぱいで、毎日充実しています。

まぁお金はないんですけどね!(笑)

この生活のかたちが、うつ病の自分には一番合っているのかもしれません。

お金がなくてヒーヒー言っていますが、逆に言うと、いまの悩みはお金のことくらいです。すごく前向き。

「いつ死んでもいいや」と考えているよりよっぽどマシ。

自分の人生に可能性しか感じなくなってしまいました。

所属するものがなくなって、行動範囲が広がったおかげで大胆なこともできるようになりました!

無職ニートに怖いものはないのです。失うものがないからね。

これからは、うつ病の自分の生き方をする

「5年後には無職ニートだよ」

ちょうど就活をしているであろう5年前の自分に言ったら、どんな顔をするでしょうか。

たぶん信じてくれないと思います。

真面目の優等生だった自分が無職ニートになるなんて、夢にも思ってないんじゃないかな。

ちゃんといい大学を出て、有名な会社に勤めて、出世して、家族が喜ぶように、周りに胸が張れるようにって頑張ってきました。

でもわたしにはできませんでした。身体を壊してしまったのでしょうがないですね。そういう生き方は合わなかったってことです。

これからは「うつ病の自分の生き方」をしていきます。

周りにうつ病の人はいないので、比べるものがありません。うつ病は普通こう生きる、というモデルケースもありません。

周りと比べがちなわたしにはぴったりの生き方です。

そもそも、うつ病になって新卒で会社を辞めて、転職した会社も半年で辞めているので、価値観がぶっこわれています。いい意味でね!

こんな人間でも生きているし、たいていの場合はなんとでもなりますから。

うつ病のわたしの生き方をこうして発信することで、誰かを少しでも勇気づけられたらいいなと思っています。

それでは、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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  • この記事を書いた人

とむ

うつ病・双極性障害持ちの、30歳女のブログ。メンタルヘルスや気になることなど、人生をブログにしていきます。病歴や職歴の詳しくはプロフィールをご覧ください!

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