溜めこんだ税金・保険などの請求書、催告状、督促状の山です。
いや、ドン引き…。
支払わなくてはならないものを支払わないのは、とても、いかんことだと思います。
でも、病気で働けなくて、しょうがないことも訴えたい…。
いいことでは決してないですが、同じように請求書の山に苦しんでいる方。あなただけじゃないからちょっと安心していいよ、と伝えます。
税金滞納だらけになってしまった理由
なぜ税金を滞納してしまったのか。理由はシンプルで、生活が困窮していたからです。
2020年3月~11月頃まで金銭的に非常に苦しく、税金を納める余裕が全くありませんでした。
うつ病退職で約半年間、収入がゼロに。
2020年2月に正社員勤務をやめてから、再び定職に就ける病状ではありませんでした。
詳しくは私のプロフィールを見てみてください。
収入0は怖いと思い、家でなにかできないかと在宅ワークを開始。
在宅ワークで稼ごうとするも…
主にクラウドソーシングでライティングの作業を受注していましたが…。予想ははずれ、クラウドソーシンク未経験者では全っっ然稼げません。
未経験のWebライターなんて、法外な安値で叩かれるのが一般的です。
そんな在宅ワークだけで生活費が賄えるわけもなく。
即時入金してくれる公的制度を探すも…。
傷病手当金は、休職している1年半に丸々もらってしまって使えない。
失業保険も、受給条件が厳しく体調的に現実的じゃない。
これはいかん。苦しまぎれに社会保険事務所にかけこみ障害年金の申請をしましたが、審査に数ヵ月かかるとのこと。
審査を待っているあいだはもちろん収入0。首が締まるばかりでした。
ポストに入る税金督促状の山、山、山
クラウドソーシングで稼げない、収入ほぼ0。そんな生活で、毎月合計数万にもなる税金や保険料が払えるわけがありません。
支払えなかったのは具体的に以下の3つで、非常に重かったです。
- 市民税
- 国民年金保険料
- 健康保険料
税金支払いは、健常者でフルタイム勤務でもつらいというのに…。
支払わなきゃ、支払わなきゃと、毎日考えて追い詰められていました。
ポストには、税金関係の請求書・督促状が山のように入ります。
毎日のように督促の電話が鳴ります。
家には毎週、税金回収の訪問員が来ます。毎日おびえる生活です。
ポストを開けるのもとても怖くて、数週間以上見なかったり。
インターホンがなると十中八九、税金回収員の人。電話着信も同じくです。
本当につらいときは家族にも頼れない
私は幸いにも家族に恵まれていて、金銭的に苦しいときには情けないですが親に金銭的援助をしてもらっていました。
本当に恵まれていると思います。
ただ、支援総額がどんどん大きくなるにつれ、自分が本当に情けなくて。
生きていれば必ず払わなくてはいけない、払うのが常識の税金や保険料すら支払えずにいることは、母には言えませんでした。
「12月には障害年金の支給があるはずだから」と、障害年金の初回支給日まで耐えることにしました。
ただ生きてるだけなのにお金がいる。生きるのがしんどい
「生きるにはお金がいる」
「ただ生きているだけなのに、お金を払わなきゃいけないって何?」
そんな事ばかりを考えていました。
私は自死を考えないタイプのうつ病人ですが、今回ばかりは死んだ方が楽なんじゃないかと思ってましたね。
こんな世の中じゃ、自ら絶つ人がいるのも納得です。
税金だけでなく家賃まで払えなくなる
さらには、税金関係だけでなく、とうとう家賃すら払えなくなり、家賃の滞納期間が長引いてしまいました。
そのせいで、保証人の叔父に管理会社から督促連絡が行くことに。
「終わった…」と思いました。まあすでに終わってるんだけど…。非常に心苦しく、申し訳なかった。こんなに惨めなことはないです。
ちなみに家賃督促豆知識です。(何)
管理会社から自分宛てに家賃督促の電話がきているにもかかわらず連絡が取れないと、次は保証人に連絡がいきます。
私の場合は、仕事中で管理会社からの電話に出れず。折り返すにも営業時間外で連絡がつかなかったので保証人の叔父に連絡がいってしまいました。
いま思えば最優先で仕事抜け出して電話しろよって感じですね。。お気を付けください。
もちろん、叔父から母に連絡が行き、家賃すら払えていないことが母にも知られることになりました。
いい歳して何やっているんだと呆れ怒られると思いましたが、逆で、叔父も母も心配してくれたのが余計にしんどかったです。同時に救われもしました。
さらに、母が数か月分の家賃を出してくれて…。私はこの人のために絶対に何が何でも生きようと思いました。母親って本当にすごいです。
耐えに耐えた数ヵ月。待ち望んだ障害年金初回振込日
そして頑張って耐えたあと、ようやく迎えた12月15日。待ち望んだ障害年金の振込がドンッッ!!
▼実際の通帳明細
嬉しすぎて思わず泣きそうになりました。
▼さらに当日思わずしたツイート。
仕事で疲れ果てて、家に帰ってポストを見たら、障害年金の証書が届いていました……!障害厚生年金3級を受けられることになりました。嬉しくてほっとして泣きそうです。
この数ヶ月、生活が苦しくて本当につらかった。本当によかったです。 #うつ病 #障害年金— とむ (@tomkkblog) October 30, 2020
数ヵ月ぶりに、生きてる実感がわいた気がしました。
金銭的に苦しくなる前に。みなさん伝えたいこと
伝えたいことはただひとつ。
いまは生活できている人でも、今後を見据えて金策をしておくべきです。本当に重要。
うつ病人ができる金策には、以下のようなものが挙げられます。
- 傷病手当金
- 失業手当
- 自立支援医療制度 ←最優先!
- 障害年金
以上4つが主な制度です。
自立支援医療制度は申請が簡単なのでとてもおすすめです。申請するべき!
次に、傷病手当金。これも申請は簡単です。
いまは正社員として働けているから。バイトでも生計が立てられるから。休職中で手当を貰っているから。
と、高をくくっては絶対にだめだ、と身をもって知りました。
いまはお金に困っていなくても、いつか病気が悪くなり、仕事を続けられなくなったときにこれらの制度の支援がとても助けになります。
私ももっと早く行動していれば、こんなに苦しまなくて済んだかもしれません。結果論ですけれどね。
と、思うかもですが、公的手段としてあるのだから、利用権があるなら積極的に使うべきです!
自立支援医療制度を使えば、医療費が3割負担から1割負担に減り、単純に医療費が3分の1になります。
うつが最も重かったとき、毎月の医療費が3万円ほどでした。あの頃に自立支援医療制度を使っていれば1万円で済んだのになぁ。
障害年金も、最低受給額ですがとても助かっています。
もろもろの制度は審査に時間がかかるので、早めの申請をおすすめします。
障害年金について、申請してみたいけど不安なことがたくさんあるという場合は、【基本編】どこよりもわかりやすいうつ病の障害年金マニュアルを読んでみてください。
長くなりましたが、言いたいことは「制度は惜しげなくたくさん使おう」ということです。
それではまた!