うつ病になって4年ほど経つ私のようなうつ病中堅(?)でも、なんとなく元気が出なくて困るときがあります。
元気が出ないと主治医に相談して、
と思い出すこともしばしば。
調子の悪い原因を覚えておくと早めの対処もしやすいです。
この記事では、うつ病患者が影響を受けやすい体調不良の原因をまとめてみます。
おすすめの対処法も記していますので、ぜひ参考にしてみてください。
こんな方におすすめ
- 今日はなんとなく調子が出ない
- うつ病のストレス原因を知りたい
- うつ病の落とし穴に落ちる前に避けたい
調子が出ない原因まとめ。早めの対処が肝心です
うつ病持ちさんが知らぬうちに影響を受けている・受けやすい、体調不良の原因を6つまとめてみました。
忘れがちなポイントなので、これを機におさらいしてみてくださいね。
うつ原因その①:季節の変化
うつ病もちさんは、小さな季節の変化にも影響を受け、体調を崩します。
主治医いわく、特に春・秋・冬は不調の人が多いとのこと。つまり、1年の4分の3は体調が悪いということになります!
個人的に、夏はけっこう好きです。非常に暑いですが、汗をかくとすっきりするし、日差しが強いのでセロトニンも多く分泌されている気がします。
汗べたべたで気持ち悪い面もありますけどね。でも夏は明るい気分になれて好きです。お祭りも多いし!
うつ原因その②:天気
天気の変化でも不調を感じることがありますね。よく言われるのは、雨の日と低気圧。
うつ病じゃなくても、低気圧で不調を訴える人は多いですよね。
私も、うつ症状がいまより重かったときは、雨の日と低気圧はきらいでした。だいたい低気圧だと雨が降るので、セットみたいなもんです。
有名な気圧観測アプリ「頭痛ーる」をインストールしていました。頭痛ーるは愛用者が非常に多く、天気で悩んでいるならおすすめのアプリですよ。
頭痛ーる
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雨の日でも、みかたを変えればリラックス効果あり
「雨の日は調子が悪い」と思い込んでしまうと、雨の日は必ず調子が悪いと確定してしまいます。
ですので、私の場合は雨の日のみかたを変えるようにしています。
雨音には「1/f(エフぶんのいち)揺らぎ」という、人がリラックスできる波長が含まれています。
自然界に多くある波長で、雨音のほかにもロウソクの火、木漏れ日などにも含まれると言われています。
「どんよりしてて調子が悪い」と頭ごなしに思い込むのではなく、しとしとと聞こえる自然の雨音に耳を傾けてみてください。リラックスできると思います。
▼雨音の参考動画です。YouTubeでほかにも探してみては。
うつ原因その③:姿勢が悪い
経験則で、姿勢が悪いと調子が悪いことが多いです。
背中が丸くなって猫背になっていませんか?
肩が上がって常に緊張状態になっていませんか?
猫背だと、胸が窮屈にちぢこまり呼吸が浅くなります。胸を張って背筋を伸ばし、深呼吸をしてみてください。気分が上向きになって落ち着きますよ。
また、肩が上がって緊張しているときも、大きく呼吸できていない場合があります。こちらも同じく肩を落として胸を張り、深呼吸です。
上の2つに共通するのは「呼吸が浅くなっている」点です。深く呼吸をするって、単純なことのように思えますが軽視できません。ぜひだまされたと思って、姿勢と呼吸を見直してみてくださいね。
普段の生活にヨガや瞑想を取り入れてみるのも◎
うつ病にはヨガや瞑想がおすすめ、と一度は聞いたことがあるのでは。私も、一時期通っていたデイケアの午前中のプログラムがヨガでした。
ヨガ・瞑想は呼吸や姿勢に意識をおいて行うので、深く呼吸でき、姿勢も正されます。こういった意味でおすすめと言われているのだと思います。気分もとても落ち着き、自律神経を整えるのに効果的と言われています。
普段の生活でのなかで呼吸を意識するのが難しいときは、ヨガや瞑想の時間を作ってみるのがおすすめです。
うつ原因その④:栄養不足・食生活が乱れている
ご飯をしっかり食べてないと体調が悪いです。というより、エネルギー切れで体が上手く動かせていない、という感じ。
栄養がかたよっていても体調が悪くなるので、食事はしっかりバランスよく食べましょう。
ただ…、私たちうつ病人は平気で数日寝込むことも珍しくないですよね。で、そのあいだはほとんど食事ができないこともあります。
うつが重くて寝込んでしまうときは、私は積極的に出前やネットスーパーを使っています。お金はかかるけど、生命維持には変えられません。UberEatsありがとう。楽天西友ネットスーパーありがとう。
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うつ原因その⑤:睡眠不足
睡眠時間が少ないと体調が悪いです。これはうつ病でなくても言えることですね。
睡眠、めっちゃ大事。
うつ病と向き合いながら生活をしていくと、どのくらい睡眠時間が必要なのか、分かるようになってくるはずです。
体が満足するくらいの睡眠時間を確保するようにしましょう。
私の場合は、いつもの睡眠時間は8時間くらいです。が、ストレスがかかると延びるタイプなので、12時間くらい寝ることもあります。
また、遅く寝てしまった次の日は開き直って午後まで寝たりします。臨機応変に対処してみてください。
早起きがうつ病回復の正解ではないので安心して
うつ病の症状に【過眠・不眠】があるため、
うつ病が治った = 早寝早起きできようになった
と思いがちです。
主治医から早寝早起きを指示されたり、うつ病の本でも「早寝早起きをすべし」みたいな内容を目にしたことがあるのではないでしょうか。
確かに、うつ病急性期~回復期にいたるまでは、生活リズムを正すためにも早寝早起きを目標にするのがいいですね。また、夜更かしは体調を崩すのでおすすめできません。早寝は大賛成。
ただ、私のように、ストレスで睡眠時間が延びてしまうタイプの場合。あるいはロングスリーパーの場合。
早起きを意識し過ぎるあまり、寝坊したときに自分を責めてしまうことがあります。
ですので、早寝早起きを意識して頑張るのではなく、個人差があると割り切って「早起きできたらいいな」くらいの気持ちでいると気楽です。
うつ原因その⑥:外出して疲れた
うつ病を患っていると、外出しただけでめちゃくちゃ疲れます。想像以上に疲れているので、体調が悪くなるのはしかたがないです。
体力だけでなく気力も消費しているので、
と思わず、外に出れた自分えらい!と褒めてあげましょう。
思い出してみてください。外に出れず、寝たきりだったあの頃の自分を!
私も、うつ病急性期を抜けるころ、家から徒歩5分のコンビニに行けたことがすごく嬉しかったのを思い出しました。
いまや週4で仕事をしています。信じられません。本当に頑張ったよ自分。
外出した日はいつも以上に体を労わってあげてくださいね。
体調不良の原因は小さい、けど影響大。軽く見ずに先手を打とう
身近にある体調が悪くなる原因を6つまとめてみました。
こんな基本的なこと忘れるわけないでしょ、というものばかりですが、意外と忘れてしまうんですよね。で、忘れてしまうと原因が分からないままに、
「またうつが重くなった……私はまだうつが回復してないんだ…こんなにがんばってるのに」
と自分を責めてしまうことも。
体調不良でうつが重くなっても心配いりません。いままで自分が頑張ってきた道のりは裏切りません。
この記事で挙げたうつ病の体調不良の原因4つは常に生活に付きまとうので、体調不良4選として覚えておいて、先手を打てるようにしておきましょう。
これで原因不明の体調不良に悩まされることも少なくなると思います!
自分を責めずに、ちょっと調子が悪いときはこの記事の内容を思い出してみてくださいね。