こんなお悩みにお答えします。
- つらい完璧主義をやめられない理由は、不安と怖さ
- つらい完璧主義をやめるための簡単3ステップ
- 完璧主義をやめたら生きやすくなった話
- 完璧主義の背中を押してくれる本2選
私自身、以前は超完璧主義の人間で、生きづらく、ストレスを溜めていました。(結果、うつ病になりました。)
こんな感じで、完璧主義は性格だからしょうがないとずっと思っていました。
ただ、考え方を変えるように訓練していていたら、完璧主義の性格が少しずつほぐれてきているのを感じます。
メンタリストDaiGoさんの本で紹介されているマキシマイゼーションスケールでは、なんとスコア2.83の「完璧主義ではない」という結果を叩き出しました!
>>メンタリストDaiGo 後悔しない超選択術
以前の私からしてみれば、かなり大きな変化です。
この経験から、完璧主義は間違いなくやめられると断言できます。
この記事を参考に、脱・完璧主義への道を一歩踏み出してみてください。
簡単3ステップだけでも目を通すと、自分に変化が出ると思います。お付き合いいただけますと幸いです。
辛い完璧主義をやめられない理由は、不安と怖さ

実体験からも、胸を張って「完璧主義はやめられます」と主張できます。
でも少し前までは、やめられるわけないと思っていました。
なぜなら、完璧主義は性格だからと思い込んでいたからです。もう20代後半だし、性格なんて簡単に変えられるわけないと思っていました。
しかし、私はうつ病になってしまい、完璧主義を治すことが必須となり。
そんなわけで、真面目に完璧主義に向き合ってみたのです。
自分がなぜ完璧主義なのかを考えたところ、つらい完璧主義をやめられない理由は、不安と怖さなのでは?と気づきました。
完璧主義をやめると自分がダメ人間になる気がする
私も実際にそうだったのですが、完璧主義をやめられない理由は以下ような考えが浮かぶからではないでしょうか。
- 完璧主義をやめたら無能になる
- 完璧に仕事をしなければ、仕事ができないと思われる
- 完璧な人生を送らなければ、価値がない
- 手を抜くのは悪いことだ
以前の私もこれでした。
全然そんなことないんですけどね。
完璧のラインを決めているのは自分
完璧か、完璧じゃないかのラインを決めているのは自分自身です。
例えば、テスト100点は合格で98点は不合格。第一希望の大手有名企業に不合格で、第二希望の有名企業に就職、など。
他人から見れば、十分合格だと思えるものばかりです。なのに完璧主義の本人は失敗だと悔しがってストレスを感じている。
完璧主義をやめるには、自分が作った合格ラインを下げればいいだけです。つまり、自分が変わろうと思えば完璧主義な性格は変えられます。
手を抜いても無能にはならない
完璧主義はそう思い込んでいます。ただこれも結局、完璧かどうかのラインを決めているのは自分なんですよね。
完璧主義の頃の私は、仕事をミスなく完璧にやれているという自負”だけ”はありましたが、有能だったかと言われると疑問です。
一つの作業に時間をかけまくっていた気が…。
このあとに紹介する「パレートの法則」では、完璧主義でないほうが仕事ができ、有能になるとされています。
なので、完璧主義をやめても無能にはならず、むしろ有能になる可能性があるので安心してください。
不安と怖さに向き合うと完璧主義は治る
完璧主義をやめるうえで最も効果的なのは、自分の不安と怖さに向き合うことです。
漠然と「完璧主義をやめたい」と思うのではなく、具体的にどう対処したらいいか?と考えると実行もしやすくなります。
つらい完璧主義をやめたいなら、自分が抱えている不安や怖さを整理するところから始めてみましょう。
以下のふたつが合言葉です!
- 「なぜ自分は完璧主義をやめられないんだろう?」
- 「なにか不安や怖さがあるんじゃないか?」
辛い完璧主義をやめるための簡単3ステップ

ここからは、つらい完璧主義をやめるための簡単3ステップをご紹介します!
性格を変えるのは難しく思えるかもしれませんが、やることはとても簡単でシンプルです。
次の3ステップだけ!
- ステップ1. 完璧主義のデメリットを理解する
- ステップ2. 完璧主義の人が知っておきたい法則を知る
- ステップ3. ちょっとの勇気を出す
ひとつずつ解説していきますね。
特に、パレートの法則と出会ってからはかなり生きやすくなりました。いっしょにやっていきましょう!
ステップ1. 完璧主義のデメリットを理解する
まずは、完璧主義のデメリットを頭に入れておきます。
完璧主義には、メリットももちろんあります。
ただ、メリットではカバーしきれないほど、デメリットのほうが大きいです。。
「完璧主義がつらい」と自分にストレスがかかっていることからも明らかですね。つらいことはよくない。
完璧主義の主な特徴・デメリットはこちら。
- 作業に時間がかかる
- 仕事がいつまで経っても終わらない
- 優先順位がつけられない
- 諦めやすい
- 他人にも完璧を求めてしまう
上のように整理してみると、完璧主義は、
- 無能になりたくない
- いい人生を歩みたい
- いい評価を得たい
という自己欲求の真逆であることに気づくと思います。
つまり完璧主義の自分では、理想の自分にはなれないのです。これが完璧主義の辛いところでもあります。
だから「完璧主義 辛い やめたい」と思う人が多いんですよね。私もそうでした。
ステップ2でも解説しますが、特に仕事での評価が頭打ちになりやすいです。
完璧主義のより詳しいメリット・デメリットについては、完璧主義をやめたい人へ。必ずやめられるがんばらない克服法【今日からできる】という記事で整理しています。
あわせて参考にしてみてください。

ステップ2. 完璧主義の人が知っておきたい「パレートの法則」を知る
パレートの法則という経済法則があります。完璧主義の人は知っておくとかなり役立つのと、自戒になるため、簡単にご紹介します。
より詳しく知りたい場合はWikipediaが早いです。
ざっくり簡単に説明すると、ある仕事の80%を終えるのに2時間かかったとしたら、残り20%を終えるのに8時間かかるよ、という法則です。(かなりざっくり)
80:20の法則とも呼ばれています
仕事をしていて、資料のだいたいは作れたけど、まとめるのに悩んで時間を使ってしまうこと、ありませんか?
そんなとき、パレートの法則に当てはまるかもしれません。
パレートの法則から分かることは、完璧主義の人が10時間かけて1つの作業をするあいだに、完璧主義でない人は完成度80%の作業を5つ終わらせるということです。

そう考えるとショックを受けませんか…?
10時間かけて1つの作業をするより、完成度80%の作業を5つしたほうが、うんと有能ですよね。
これなら、完璧主義じゃないほうがいいのは明らかです。
仕事ができる自分になるためにも、胸を張って完璧主義をやめましょう…!
ステップ3. ちょっとの勇気を出す
ステップ1, 2で完璧主義のデメリットがはっきり分かったら、あとはほんのちょっとの勇気を出してみてください。
たとえば、以下のような簡単なことでいいんです。
- 完成度に満足のいっていない資料をとりあえず提出してみる
- 悩む前に作業に見切りをつける
- 自分は完璧じゃないことを認める
- 他人に助けを求める
完璧主義の人にとっては、とても怖くて不安なことです。
以前の私も、そんな不安を抱えながら、誰にも助けを求められず、資料とにらめっこして長時間ウンウンうなっていました。
ただ、パレートの法則から言えることは、ひと通りできたかも?と思える頃にはだいたい80%は達成しているということです。
資料も、悩んだ作業も、自分の能力も、たぶん80%は満たしているはず。
仕事が80%できたら十分ではないでしょうか?自分に自信をもっていいと思います。あとの20%は、他人から指摘してもらうほうが効率が良いです。
完璧を目指さないほんのちょっとの勇気で、完璧主義な性格は変えられます。
完璧主義をやめたら生きやすくなった話
以前の私は、超がつくほどの完璧主義でした。やめようと思った理由は、体やメンタルを壊してしまったからです。
長い時間をかけて完璧主義を矯正した現在、生きやすさがアップしたと感じています。
全力を出さなくても仕事が回ることを知った
在宅ワークでのブログ執筆作業は、とりあえずひと通りできたら、さっと提出するようにしています。
もちろん修正依頼は戻ってきますが、意外と少なかったりします。ミスが多くても、何度もやりとりすれば減っていきます。
別視点で見てもらうことが効率の良い作業に繋がります。フィードバック大事。
60~80%くらいの力で仕事をしても、なにも問題が起こらないことを知りました。
キャリアやお金を捨てても未来があることを知った
生きかたに完璧を求めるのもやめました。キャリアが積めて給料がいい会社に就職できることが、以前の私の完璧な理想像でした。
いまの私は、会社を2回も辞めて、在宅ワーク(ほぼニート)生活をしています。以前の私がきいたらびっくりすると思います。
それでもこうしてふつうに生きているし、むしろ正社員で勤めていたときよりストレスがなくて、自由でのびのびしています。
定年までバリキャリウーマン!と決めていて、それ以外の生き方は負け組だと思っていました。
いまは、頭が柔らかくなったというか、生きてればそれだけでいいじゃん~と思っています。かなり柔化しています(笑)
なにをお伝えしたいかというと、「完璧主義をやめてもマイナスには絶対にならない。むしろプラスになることが多い」ということです。
完璧主義さんの背中を押してくれる本2選
最後に、完璧主義さんの背中を押してくれる本を厳選して2冊ご紹介します。
「やりすぎ」をやめれば全部うまくいく。
後悔しない超選択術
冒頭で少し書いた完璧主義セルフチェック「マキシマイゼーションスケール」が紹介されている本です。かなり読み応えあります。
まとめ:完璧主義をやめるために必要なのは、ちょっとの勇気
完璧主義である自分に気づいたことで、すでに完璧主義は80%やめられています。(パレートの法則!)
あとの20%は、ちょっとの勇気が必要ですが、ほんのちょっとでいいので安心してください。
完璧主義をやめれば格段に生きやすくなります。
完璧主義をやめる手助けになる具体的な方法は、完璧主義をやめたい人へ。必ずやめられるがんばらない克服法【今日からできる】に詳しくまとめています。
簡単なことばかりですので、よければあわせて参考にしてみてください。

完璧主義の人が、変わる一歩を踏み出せるようなきっかけになれたらうれしいです。