こんにちは、うつ病5年目のとむです。
私は新卒1年目でうつ病になり、1年半の休職を経験しました。
今回はそんな1年半の休職期間中にどんなことをやって過ごしていたのか、一人暮らしでうつ病になり、休職したときの過ごし方をご紹介します。
結論、外出しても遊びまくっても、過ごし方としては大正解です。
ぜひ参考になれば嬉しいです。
【一人暮らし】うつ病で休職したての過ごし方
精神科でうつ病の診断を突然受け、次の日から休職となったため、初めは呆然としていた記憶があります。
でも合法的に会社に行かなくて済むんだ、と思うと、それまでのつらさが少し軽くなった気がしました。
一人暮らしでうつ病になったときの私の過ごし方は以下の通りです。
- 週1で病院に行く
- 寝る
- トイレに行く
- ご飯はあまり食べない(食べられない)(先生に注意される)
- 外出はしない(できない)
- 産業医面談はなし、メール連絡だけ
週1で病院に行く
唯一体を動かしていたのが、週1で病院に行くときだけ、というひどい生活を送っていました。たしかお風呂も、病院に行く前日くらいに入っていた気がします。
重い体を引きずって、週1で病院に通っていました。
寝る
ひたすら寝ていました。というか、寝ることしかできませんでした。
体は重いし、食欲はないしで、ずっとベッドに寝転がっていました。
トイレに行く
飲まず食わずでもなぜかトイレには行きたくなります。
このときの家での生活といえば、「寝るかトイレに行くか」というくらい、うつ病の症状がひどかったです。
ご飯はあまり食べない(食べられない)
ご飯はあまり食べていなかったと思います。食べていた記憶がほとんどありません。
体重もどんどん減っていきました。
ただ、食べなさすぎると先生に「なんでもいいから、食べて。お肉食べて」と言われるので、通院の帰りにスーパーに寄って、惣菜のカツやコロッケを買っていました。
その頃はUberEATSなどの出前はいまほど発展していなかったので、自分の足で食料を調達する必要がありました。つらかったです。
外出はしない
寝てトイレに行くだけなので外出はできません。体が重すぎます。なぜかうつになると外出ができなくなってしまいます。
産業医面談はなし、メール連絡だけ
なぜか流れで、産業医面談は免除となっていました。あまりにも症状がひどすぎると判断されたんだと思います。
通常は月1で産業医面談を行う規定があると知ったのは、休職して1年が経った頃でした。
実家に長く帰った
私がうつ病診断を受けたのが11月末くらいです。その年の年末に実家に帰って、しばらく滞在しました。1ヶ月半くらい滞在したと思います。
うつ病がひどくてテレビも見れず、なにもできず、部屋に引きこもって寝てばかりだったけど、ご飯は母が作ってくれるし、家事もしなくていいのですごく症状がよくなりました。
【一人暮らし】うつ病で休職して数ヶ月経ったときの過ごし方
数ヶ月経つと、体調が徐々に回復してきて、寝ている時間が少なくなってきます。
うつ病で休職して数ヶ月経ったときの私の過ごし方は以下の通りです。
- 週1で外出訓練をする
- 活動記録表をつける
- したいと思ったことをする
- 週1で病院に行く
- 仕事のことは考えない
週1で外出訓練をする
起きている時間がだんだん長くなってくると、病院の先生の指示で外出訓練が始まります。
私の場合は、徒歩3分のコンビニに行ったり、徒歩15分のスーパーに行ったり、近所の商店街をうろうろしていました。
うつ病になって初めてコンビニに外出できたときは、すっごく嬉しかったのを覚えています。
活動記録表をつける
病院の先生の指示で、活動記録表をつけるようになりました。
1日の行動を時間毎に記録するものです。
「やらなきゃいけないこと」として活動記録表をつけることで、徐々にストレスに慣れていきました。
したいと思ったことをする
うつ病がやや回復してくると、だんだんと「暇」な時間が生まれてきます。
しかし、自分にストレスをかけるのはよくないので、したいと思ったことだけを、無理のない範囲で行います。
私の場合は、フツーに趣味のゲームをずっとやっていました。
パートナーと遊んだり、デートもしました。
生活リズムを整える
活動記録表をつけているので、自分の生活は精神科の先生に筒抜けです。
毎朝起きて、夜はしっかり寝る。早寝早起きの健康的な生活になるように生活を矯正していきます。
私は遅寝遅起きの人間で、学生時代からずっとそうだったので、初めは大変でした。
ただ、人間やればできるもので、うつ病が治っていくと同時に生活リズムも整っていきました。
この頃に出会った「まんがでわかる自律神経の整え方」という本があります。
この本の中でも、早寝早起きが推奨されています。
と思っていたのですが、いまではこの本のような生活をしています。人間、変わるもんです。
この本は私のうつ病人生の中でも、特に出会ってよかった本です。マンガで読みやすいし、とてもおすすめなので、ぜひ買ってみてください。
週1で病院に行く
回復してくるとだんだん病院に行くのがめんどくさくなってきます。が、病院だけは行くようにしましょう。
薬を切らすのもだめです。
先生の言うことをよくきいて、回復に努めます。
仕事のことは考えない
仕事のことは、考えないというより、私の場合はつらくて考えられませんでした。
本屋のビジネスコーナーにすら立ち寄れませんでした。とにかく仕事を連想させるものを、脳が受け付けませんでした。
【一人暮らし】うつ病で休職して1年経ったときの過ごし方
先生の言うことを聞いて、回復に努めていた結果、私の場合は1年経つとだんだんと動ける時間が増えていきました。
そんなときにやったのは以下の3つです。
- デイケアに行く
- 転職活動を開始する
- 会社に辞める意を伝える
デイケアに行く
先生の勧めで、デイケアに通うようになりました。リワークでもいいです。
朝から夕方まで外出し、活動できるようになるのが目標です。
週1なのにめちゃくちゃしんどかったですが、この頃はまだ復職を考えていたので、がんばってデイケアに通っていました。
転職活動を開始する
デイケアに通ううちに世界が広がり、転職を考え始めました。
いまの会社を辞めようと考え始め、先生に相談して転職活動を始めました。
転職を考えていたので、出社訓練はしていません。
回復度にもよりますが、1日中動けるようになってきたら、復職や出社訓練を始める時期だと思います。
会社に辞める意を伝える
転職活動が無事終了したため、会社に辞意を伝えました。
詳しくはこちらの記事に書いているので、会社を辞める流れについてはそちらを参考にしてください。
休職中で一番大事なこと:無理をしない
うつ病で休職中に一番大事なことは、絶対に無理をしないことです。
私の行動からもわかるように、回復度を見て、先生と相談しながら、段階的にできること・やることを増やしていきました。
自己判断で無理をしたり、ストレスをかけたりするのはうつ病回復にとってよくありません。
無理は絶対にしない。自分を甘やかす。それが仕事だと思ってください。
うつ病で休職中でも絶対に守ってほしいこと
したいことをすればいい、とお伝えしてきましたが、うつ病で休職中に絶対に守ってほしいことが2つあります。以下の通りです。
- 薬を飲む
- 病院に行く
薬を飲む
薬だけは欠かさず絶対に飲むようにしてください。病院の先生は、薬を飲んでいる前提で経過観察をしてくださいます。
また、自己判断で飲んだり飲まなかったりすると、うつ病の薬は副作用がひどくなりがちです。私もサインバルタという薬で副作用に悩まされました。
断薬については、うつ病の症状が軽くなってから考えればいいです。休職中は、とにかく無心で薬を飲んでください。
病院に行く
病院にも必ず行ってください。
精神科は、特に治療があるわけでもないし、先生が話を聞いてくれて、薬を出してくれるだけで、行く意味あるの?と思うかもしれません。
でも、「うつ病」という、誰かに相談しにくい病気について頼れるのは病院の先生だけです。
先生と会話するだけでも、日頃のストレスが軽くなると思います。
薬を途切れさせるわけにもいかないので、病院は必ず行きましょう。
うつ病で休職中は、焦らない。回復に専念する
一人暮らしをしていたときの、うつ病休職中の過ごし方をまとめてみました。
うつ病がやや治ってきた回復期の過ごし方をより詳しくまとめた記事もありますので、よろしければぜひ参考にしてください。
>>うつ病回復期の過ごし方。穏やかに過ごすのが一番の近道【正解も効率もないよ】
自分の好きなことをして、回復に努める。それがうつ病で休職中の過ごし方の正解になります。寛解を目指して、ゆる〜く生きていきましょう。